小児歯科

私事ですが、先日第二子が誕生しました。予定日は3月17日だったのですが、2週間ちょっと早めに生まれてきました。母子ともに健康です。

矯正歯科にかかっておられる患者さんには予約の変更などでご迷惑をおかけしております。申し訳ありません。

 

さて、妹や弟ができると上の子が赤ちゃん返りをするという話がありますが、我が家も例外ではなく、3歳になる長男が母親から離れようとしません。赤ちゃんを虐めたりはしないのですが、牛乳を哺乳瓶で飲んでみたり、着替えを1人でできなくなったりと、絶賛赤ちゃん返り中です。まあこれも発達のひとつの段階であろうと、長い目で見ております。

幸い歯磨きは以前のまま嫌がらずしてくれるので、歯医者である父と母としてはホッとしています。

 

私は時々、変な歌を歌いながら子供さんを診察します。何だこの歯医者、変なの! と子供さんが思ってくれれば成功です。

歯医者は怖い! 痛くないと言っておきながら本当は痛い! 嘘つき! 優しそうに笑ってるけど目が笑ってない! など、子供なりに多分、いろいろ考えているんだと思います。

 

怖くても痛くても、治療しなければならない時もあります。大泣きしている我が子を見て心を痛めている親御さんの気持ち、診療していてすごくわかります。心の中で、子供さんだけでなく親御さんにも謝りながら手を動かしています。

 

歯医者は怖い人である必要はありませんが、優しいだけの人でもいけません。最終的には虫歯ができてしまった原因を親子に伝え、改善できるように指導する立場にあります。厳しいことも言わなければならない時もあります。

 

小児歯科において、歯医者はどんな人であるべきなのか…ずっと考えてきましたが、まだ結論が出ません。ひとまず、怖くも優しくもない、変な人でいこうかなと、最近は思っているのです。